ディック・ブルーナさんてどんな人?

ディック・ブルーナさんの写真

ディック・ブルーナ(Dick Bruna)

1927年、オランダ・ユトレヒト生まれ。絵本作家・グラフィックデザイナーとして世界的に活躍。
その暖かみのある手描きの線、鮮やかな色使い、観る者の想像力に訴えるシンプルで大胆な構成の作品で、世界中の子供から大人まで幅広く愛されている。
1951年からブックカバーのデザインを本格的に開始し、2000冊以上のデザインを手掛ける。
1953年に絵本『de appel(りんごぼうや)』を、さらに1955年にはミッフィーの第一作目の絵本となる『nijntje(ちいさなうさこちゃん)』を発表。現在までに120作を超える絵本を創作。全世界で50カ国語以上に翻訳され、8500万部以上のロングセラーとなる。日本でも1964年『ちいさなうさこちゃん』(福音館書店刊)以降、5000万部以上の絵本が刊行され、子供がはじめてであう絵本の作家として親しまれている。
また絵本創作以外にもユニセフ、赤十字や「WORLD PEACE IS POSSIBLE」など、社会活動の為のポスターやロゴも多く手がけている。

2001年、オランダ王国より王室勲章「オランダ獅子勲章コマンデュール章」を受章。
2006年、ユトレヒトに自身の作品を専門に展示する美術館「ディック・ブルーナ・ハウス」(2016年2月以降「ナインチェ・ミュージアム」)がオープン。
2011年、アムステルダム国立美術館にポスターなど120点を寄託。
2015年、世界的にミッフィー誕生60周年を記念する展覧会が開かれる。
2017年2月16日、オランダ ユトレヒトにて逝去。(享年89歳)